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多要素認証を疑似体験しよう

投稿者
広島大学附属中・高等学校 向田識弘先生
学習指導要領・
指導事項との対応
平成30年7月告示 高等学校学習指導要領
情報Ⅰ(4)情報通信ネットワークとデータの活用
ア(ア)情報通信ネットワークの仕組みや構成要素,プロトコルの役割及び情報セキュリティを確保するための方法や技術について理解すること

授業の説明

本授業では「多要素認証」の疑似体験をもとに,情報セキュリティを確保するための方法や技術について理解し,自ら問題を見出して,課題をもとに情報セキュリティを確保する方法について考えることを目的としている。
導入では中学校技術・家庭科(技術分野)「D 情報の技術」における問題解決場面を振り返らせながら,情報通信ネットワークや計測・制御に関する基礎的な知識や技能について振り返らせる。また,情報Ⅰ(3)コンピュータとプログラミングでの学習状況を踏まえ,パスワードを設定し,照合するプログラムなど,情報セキュリティに関する簡単なプログラムを作成させる。
そして,自作教材をもとにパスワードとタッチセンサを用いた「多要素認証」のプログラムを模作させ処理の流れを考えさせる。今回はモデルとしてタッチセンサを用いているが,実際は指紋認証など高いセキュリティが確保されていることを補足する。そして,多要素認証の必要性について考えさせ,セキュリティの高い認証システムが求められていることを理解させる。
まとめでは,多要素認証のほかに情報セキュリティを確保するための方法や技術について調べさせ,可能であれば模作する学習活動を行う。

学習環境
【授業環境】Windows10搭載デスクトップ型コンピュータが設置されているコンピュータ教室(生徒1人につき1台仕様),および有線LANネットワーク接続
【教材】自作教材:Arudino×1,光センサ×1,タッチセンサ×1,温度センサ×1,押しボタンスイッチ×1,LED(Red,Green,Yellow)各1,サーボモータ×1
【使用するアプリケーション】Arduino,S4A(Scratch for Arduino)

ワークシートの説明・
おススメポイント
ワークシートで事前に調べたことをもとに,授業では多要素認証のモデルを模作し,処理の流れを確認することで仕組みの理解を促すようにしている。また,S4AのMesh機能を用いて自作教材と他のPC端末をネットワークでやりとりすることにより,普及しつつある多要素認証の必要性を考えることができる。
事例・実践が記載
されている文献など

なし

ダウンロード
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ダウンロード利用規約

この利用規約(以下、「本規約」といいます。)は、TeReP(以下、「作成者」といいます。)がこのウェブサイト上で提供するサービス(以下、「本サービス」といいます。)の利用条件を定めるものです。ご利用ユーザーの皆さま(以下、「ユーザー」といいます。)には、本規約に従って、本サービスをご利用いただきます。

第1条 (適用)

  1. 本規約は、ユーザーと作成者との間の本サービスの利用に関わる一切の関係に適用されるものとします。
  2. 作成者は本サービスに関し、本規約のほか、ご利用にあたってのルール等、各種の定め(以下、「個別規定」といいます。)をすることがあります。これら個別規定はその名称のいかんに関わらず、本規約の一部を構成するものとします。
  3. 本規約の規定が前条の個別規定の規定と矛盾する場合には、個別規定において特段の定めなき限り、個別規定の規定が優先されるものとします。

第2条 (ダウンロード)

  1. 各事例・ワークシートの著作権は、各事例に示された投稿ユーザーにあるものとします。
  2. ダウンロードした内容は、ユーザーが修正・変更を加えて使用できます。但し、研究会等の資料等に用いる際には適宜、データベース及び示されている文献等からの引用を明記してください。

第3条 (禁止事項)

ユーザーは、本サービスの利用にあたり、以下の行為をしてはなりません。

  1. 法令または公序良俗に違反する行為
  2. 犯罪行為に関連する行為
  3. 本サービスの内容等、本サービスに含まれる著作権、商標権ほか知的財産権を侵害する行為
  4. 作成者、ほかのユーザー、またはその他第三者のサーバーまたはネットワークの機能を破壊したり、妨害したりする行為
  5. 本サービスによって得られた情報を商業的に利用する行為
  6. 作成者のサービスの運営を妨害するおそれのある行為
  7. 不正アクセスをし、またはこれを試みる行為
  8. 他のユーザーに関する個人情報等を収集または蓄積する行為
  9. 不正な目的を持って本サービスを利用する行為
  10. 本サービスの他のユーザーまたはその他の第三者に不利益、損害、不快感を与える行為
  11. 他のユーザーに成りすます行為
  12. 作成者が許諾しない本サービス上での宣伝、広告、勧誘、または営業行為
  13. 面識のない異性との出会いを目的とした行為
  14. 倫理的に問題がある低俗、有害、下品な行為(ポルノ、売春、風俗、出会い系、これらに関連する内容の情報を開示する行為)
  15. 作成者のサービスに関連して、反社会的勢力に対して直接または間接に利益を供与する行為
  16. その他、作成者が不適切と判断する行為

第4条 (本サービスの提供の停止等)

  1. 作成者は、以下のいずれかの事由があると判断した場合、ユーザーに事前に通知することなく本サービスの全部または一部の提供を停止または中断することができるものとします。
    1. 本サービスにかかるコンピュータシステムの保守点検または更新を行う場合
    2. 地震、落雷、火災、停電または天災などの不可抗力により、本サービスの提供が困難となった場合
    3. コンピュータまたは通信回線等が事故により停止した場合
    4. その他、作成者が本サービスの提供が困難と判断した場合
  2. 作成者は、本サービスの提供の停止または中断により、ユーザーまたは第三者が被ったいかなる不利益または損害についても、一切の責任を負わないものとします。

第5条 (保証の否認および免責事項)

  1. 作成者は、本サービスに事実上または法律上の瑕疵(安全性、信頼性、正確性、完全性、有効性、特定の目的への適合性、セキュリティなどに関する欠陥、エラーやバグ、権利侵害などを含みます。)がないことを明示的にも黙示的にも保証しておりません。
  2. 作成者は、本サービスに起因してユーザーに生じたあらゆる損害について一切の責任を負いません。
  3. 作成者は、ユーザーが本サービスを通じて得る情報、及び情報の利用により得た成果等全ての情報に対して、その正確性及び完全性に関し、いかなる保障もしません。
  4. 本サービス上に他のウェブサイトへのリンクが設置されている場合、そのリンク先のサイト等について、作成者は一切関与しません。
  5. 作成者は、本サービスに関して、ユーザーと他のユーザーまたは第三者との間において生じた取引、連絡または紛争等について一切責任を負いません。

第6条 (サービス内容の変更等)

作成者は、ユーザーに通知することなく、本サービスの内容を変更しまたは本サービスの提供を中止することができるものとし、これによってユーザーに生じた損害について一切の責任を負いません。

第7条 (利用規約の変更)

作成者は、必要と判断した場合には、ユーザーに通知することなくいつでも本規約を変更することができるものとします。なお、本規約の変更後、本サービスの利用を開始した場合には、当該ユーザーは変更後の規約に同意したものとみなします。

第8条 (個人情報の取扱い)

作成者は、本サービスの利用によって取得する個人情報については、作成者「個人情報保護方針」に従い適切に取り扱うものとします。

第9条 (権利義務の譲渡の禁止)

ユーザーは、作成者の書面による事前の承諾なく、利用契約上の地位または本規約に基づく権利もしくは義務を第三者に譲渡し、または担保に供することはできません。

第10条 (準拠法・裁判管轄)

  1. 本規約の解釈にあたっては、日本法を準拠法とします。
  2. >本サービスに関して紛争が生じた場合には、作成者所在地を管轄する裁判所を専属的合意管轄とします。

以上